承継・財産
事業承継を成功させるにはどのくらいの期間を要するか
40歳、社長歴5年です。先代の急逝によって何もわからぬまま事業を継ぎました。会社を継ぐ前は商社マンでした。兄が継ぐ予定でしたが精神疾患を発症し、当時は業績が悪化している緊急時だということで、私が予定外に社長になった次第です。幸い、業績は上向き経営は順調です。私がバタバタの事業承継で苦労したこともあり、次代は用意周到にやりたいのですが、どのくらいの期間でどんな準備をするべきか教えてください。
業種:タイヤ用のゴムなど製造しています
年商:40億円
牟田太陽より回答
事業承継は、実際に行う時期によって環境も違いますし、優遇措置や税制も変化します。
「どのくらいの期間」というのはあまりガチガチに考えなくていいです。
親子の年齢や会社の周年などタイミングをみて、「このくらいの時期に交代しよう」という時期だけ考えておいてください。社内外へ説明する理由があるのが一番です。
準備としては、自社の株価を算定し、どうやって株を移行するのか税理士さんと打ち合わせをしてベストな方法を考えてください。期間があるとしたらここです。
あとは、組織・体勢です。
自分の片腕をブレインとして残すのか、自分と一緒に辞めてもらうのか考えてください。息子の片腕をどうするのかも考えておくと完璧と思います。多くの先代は、ここまでは考えません。
(2022年6月13日 回答)
関連する記事
-
承継・財産
《人間関係 番頭さんへの対応》父が創業をした会社を4月から引き継ぐ予定ですが、番頭、役員との溝がなかなか埋まりません…。これまで新卒で入社して営業の現場から叩き上げでここまで頑張ってきたつもりですが…「自分と合わない」という理由で、番頭、役員を整理してはいけません。 本来、先代の番頭、役員の処遇は、先代が考えるべきことです。その方達が残るということは先代の判断と考えるべきです。
業種:菓子類の卸売
年商:10億
-
承継・財産
子どもだけでなく昔は親族や幹部にも株を分けるのが当たり前だった時代があります。高度成長期にはそれがモチベーションになったからです。 しかし、代が替わると相続税が発生したりと問題も多く出てきました。結局、会社が時価で買い取らなくてはいけなくなったり、中には「売ら
業種:記載なし
年商:記載なし
-
承継・財産
「早くにバトンタッチをして息子がダメなら自分が返り咲く」お客様の会社の中には、このような会社も何社か見てきました。幸い会長が社長に返り咲いたという会社はありませんでした。万が一、「返り咲き」が起こってしまった場合、そこから息子さんが社長になることは難しいです
業種:記載なし
年商:記載なし