経営戦略
2代目が「独自色」を出す時期
ワンマンの創業者(実父)が代表権のある会長にとなり私が社長に就任してから3年、すべての経営判断を会長に仰ぎ、会長のやり方を踏襲してきました。社長業というものが自分なりに分かってきたと思い、私としてはそろそろ守破離の破、つまり私の独自色を出した経営をしていきたいと思っております。具体的には目をつけている新事業を収益の柱と育てたく、それに合わせて組織や人事の仕組みも変える必要があると考えます。が、会長(父)は「まだ早い」の一点張りです。会長や社内の納得を得るために、私がやるべきことは何かを教えていただけますでしょうか。
業種:沖縄・南九州地域でホテル運営しています
年商:200億円
牟田太陽より回答
守破離のタイミングは難しいですね。私の「『後継者』という生き方」の中でも「3年は」と書きましたが、こればかりは個人差もあります。
しかし、新事業や新商品は賞味期限もあります。思った時がやる時と私は考えています。
会長は「まだ早い」とおっしゃっているようですが、社内の反応はどうなのでしょうか。
幹部会議での幹部の反応が全てです。
父親と息子、会社を継いで同じ道を歩いていても生きてきた時代背景は違います。
下の代は、歴史、時代背景から上の世代のことを理解することは出来ますが、上の代が下の代を知ることはかなり困難です。
政治でもそうですが、一向に議論が進まないことも、政治家を全て40代にしたら簡単にできるのではないかとも思います。
新しい商品、技術、サービスを生み出すのにスピードは欠かせません。それは若さです。
社長以下、幹部や社員も賛成するのであれば、それは絶対にやるべきです。
(2022年6月10日 回答)
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難しいですね。社員は基本的に新しいこと、特に新事業・新商品開発などやりたがらないものです。現業プラス新しいことをやらなければいけないからです。ベテランと呼ばれる社員ほど挑戦したがらない傾向があります。給料もそれなりに貰っているから、本人たちからしてみたら「いまさら新しいこと?」という思いがあるからです。そこで必要なのが、「新しい力(若い社員)」です。
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