成功哲学
後継社長の結婚相手選び
一人の男性としてはもちろん、社長としても、将来のパートナー選びはとても重要だと思っています。太陽さんが見られてきた中で、上手くいきやすいパターン、上手くいきにくいパターンの傾向があれば教えてください。
業種:各種 生活用品の製造販売
年商:10億円
牟田太陽より回答
一言で言うと「地味であれ」というものです。
「京都老舗の家訓」というものがあります。
京都という町は、数百年続く「家業」が多い場所です。その多くが「家訓」というものを残しています。その家訓でどの家にも共通する言葉がありました。それが「地味であれ」というものです。これは後継社長にも、その奥さんにも言えることです。
京都のお寺で、「一代目で栄えて、二代目で浪費をして、三代目で物乞いになる」という意味合いの掛け軸を目にしたことがあります。それほど継いでいくということは難しいということです。相手が浪費家ではいけません。
また、結婚してからも色々と選択があります。
「会社に入れるのか、会社に入れないのか」「財布はどちらが持つのか」などなど、経営者の中でも議論で盛り上がることがあります。
私の考えを言います。
創業者が、会社を興した時は夫婦二人でやる場合が多いです。旦那さんが社長で奥さんが経理、最も多いパターンといえます。ただ、会社が大きくなり社員が増えてきたら、経理の奥さんは会社から出すべきです。それが家業から企業への成長と私は考えています。
「息子の奥さんを会社に入れたいけど役職はどうしたらいいか」と相談を受けることがあります。これもハッキリ言いますと、「止めてください」と返答します。社員からしてみたら「身内で要職を固めて何かやっているのか」と思われるからです。
「財布はどちらが持つのか」という答えは、後継社長が持っておくべきです。
個人のサイフも、会社のサイフもゼロが違うだけで、基本は同じです。個人の資金繰りも出来なければ、会社の資金繰りなど出来ません。自ら管理するべきです。
(2022年2月4日 回答)
関連する記事
-
成功哲学
そういう方には、まずは私の「実学の門」をお薦めしています。 会長の牟田學の時代から長く続くコースで、経営の王道から最新の情報までお伝えする講座です。最近では社長だけでなく、後継者との同行聴講、幹部との同行聴講など、社内での言語の共通化をするために幅広くご利用いただいております。
業種:海運関連
年商:20億円
-
成功哲学
人は一人ひとり顔が違うように、個性も能力も違います。 真似をする必要などありません。 私が見てきた創業者、二代目社長でキャラクターが同じという親子は
業種:サービス業
年商:5億円
-
成功哲学
こういったケースは女性のみが退職処分され、男性社員は「あいつは仕事が出来るから」と甘い処分になりがちです。それでは社内の納得を得ることは出来ません。 私でしたら
業種:記載なし
年商:記載なし