経営戦略
一社依存の受注体質を改善したい
自動車の部品をつくっている会社です。我が社は、ある大手企業からの受注が全体の80%近くなっています。私の代になり、商品・販路を拓きたいと考えております。しかし、いざ実行となると、どういう手順でこれに取り組むべきか、まだまだ自信が持てません。留意すべき心構えも併せてご指導お願いします。
業種:静岡エリアを中心にした自動車部品の製造と販売
年商:約15億円
牟田太陽より回答
「長期経営計画セミナー」でお世話になっているスター精密の佐藤肇会長に聞いたことがあります。
もともとスター精密は、時計の内部の小さな小さなネジを作る会社でした。その値段は一つ1円しない価格だったそうです。「時計の部品としては一つ1円しない価格だけれども、その小さなネジを作る技術は、他の業界から見たらダイヤモンドのような価値なんだよね」と佐藤会長はおっしゃられていました。
まず考えることは、自社の技術が活かせる他の業界がないかということです。こればかりは自分で考えているよりも、いろんな人に会い、何に困っているかなど情報を集めることが重要です。それと同時に自社の技術を使ってやってみたいことを社員にも訊いてみることです。社員は思いがけないことを言ってきますが、意外とその中にヒントがあったりするものです。
自分のアイデアが新商品であったり新事業に活かされれば、経営に参画しているという意識も高まるものです。
※参考リンク※東証一部「スター精密」佐藤肇会長が指導する長期経営計画作成セミナーについて
(2022年4月20日 回答)
関連する記事
-
経営戦略
基本的に、給料・賞与が上がって嬉しくない人はいません。しかし、その効果がどのくらい続くかというと一週間くらいではないでしょうか。瞬間的に喜び感謝はしますが、人は直ぐに忘れる生き物です。
業種:記載なし
年商:記載なし
-
経営戦略
ワンマン経営体勢からの脱却は、幹部次第で決まります。 まずは、社長の分身である片腕です。自分が留守の間、経営判断を任せられる頼もしい
業種:梱包資材系
年商:記載なし
-
経営戦略
「社長交代を機に一気に改革を」と考える方は多いです。しかし、会社も生き物ですので、アレルギー反応を起こすこともあります。離職率の増加です。気を付けなければいけません
業種:BtoB向け商材
年商:10億円ほど