成功哲学
後継者として自己肯定感を高めるには
私は事業を引き継いだ3代目になります。事業後継者は必ず先代と比べられます。社員/取引先/株主/取引金融機関等、全てのスティクホルダーから、良い時も悪い時も比べられます。また私自身も比べられているという意識を無意識に背負ってしまっています。後継者が自分自身を肯定し、自信をもって前を向き続ける為に、どのような考え方/心構え/行動習慣を持つべきか。御教示ください。
業種:山陰地方で公共工事など行っています
年商:400億円
牟田太陽より回答
後継社長は比べられて当たり前と思ってください。
そこで自分自身に自信を持つには、「自分との小さい約束の達成の積み重ね」以外にはありません。
先日、実学の門仙台会場の終了後に、無門塾の卒業生3人と郡山にて食事をしました。
私の隣に座っていた方は、現在専務なのですが来年社長になると聞いています。「来年だね」という話になると、その方は「いやぁ、社長があまりにカリスマ的で、いまからかなりプレッシャーがあります」と開口一番言いました。前に座っている社長2人は、「うん、うん」とうなずいていました。その2人の反応に笑ってしまいました。その社長2人も、専務の方に負けないくらい先代が超ワンマンだったからです。
「ちょっと待ってください。前に座っている2人もそうですよね!?私なんて見てくださいよ!!」と言い4人で大笑いしてしまいました。創業者なんて皆カリスマ的です。そうでない方が珍しいくらいです。それを継ぐ者は誰もが比べられるのです。
前述しましたが、そこで自分自身に自信を持つには、「自分との小さい約束の達成の積み重ね」以外にはありません。
イメージをしてください。朝ジョギングをして帰ってきました。そうしたら玄関に1枚のA4のコピー用紙を置くイメージです。1枚のA4のコピー用紙はペラペラで軽いです。しかし、365日やりました。そうすると自分の前には365枚のコピー用紙が置いてあるのです。それは想像以上に分厚くて、重いのです。それが人間の厚みであり、人生の重さです。
おぎゃあと生まれたときから立派な人などいません。「いまに見ていろ」とコツコツと自分の厚みを増やしていくことです。
(2022年7月15日 回答)
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