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事業構造
社員30名の壁
社員30名の壁、10億円の壁、などという、企業の成長ステージの話をよく聞きます。多くのお会社を見ておられる牟田先生から見て、このような壁を乗り越え成長するお会社の「経営者の考え方」「事業経営の工夫」の共通点など、ご教示いただけますと幸いです。
業種:記載なし
年商:記載なし
牟田太陽より回答
成長している会社の社長は目線が遠いという共通点があります。
事業の旗(目標)を何処に置くかということです。最初の旗は誰もが近くに立てるものです。食べるためであったり、家族を養うためであったりします。しかし、そこをクリアすると旗は徐々に遠くに立てるようになります。店舗数を増やしたい、大都市圏に打って出たい、海外に拠点を構えたい…など考えるようになります。そういう目線を何処で持てるかということです。
喜代村(すしざんまい)の木村社長は、私がアイルランドにいるときに、マグロが近海で捕れると知ると、英語が話せる秘書を連れて飛んできてマグロの仕入れ拠点をアイルランドに設立しました。その二年後、すしざんまいが築地に産声を上げました。オープンしたころには既に銀座の地図に蛍光ペンで印をつけ出店計画を立てていました。
そういった絵を正確に描けるようになってください。
(2022年8月9日 回答)
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