経営戦略
自営業の家に嫁いだ妻としての覚悟
はじめまして。東北地方で社員10人程度の建築業を営んでいます。地元の友人には相談できないことなので、こちらでご意見をお聞きしたいです。父が社長、母は総務部長で、妻には経理を手伝ってもらっています。 先日、妻から出ていきたいと言われてしまいました。 母はハキハキした人で、誰に対しても思った事をすぐに口にするタイプです。妻に対しても同じで、しかし妻はおっとりしているので上手くやっていると思っていましたが、先日「結婚してから幸せだと思う瞬間がなかった。お母さんに跡継ぎはまだかと急かされ限界。都合のいい時だけ社員扱い、都合が悪くなると家族だからと言われる。自営業の家に嫁ぐ覚悟がなかったと言われればそれまでなので、離婚してほしい。あなたのお母さんと離れたい。」と泣かれました。正直、私も妻の立場は大変だと思います。でも母も嫁いで仕事をしながら祖父母の世話もして、不況や災害の危機の中で家業を支えてきました。悪気はないし、良かれと思って言っているのだろうし、そういう性格も変わらないと思います。生活には困っていないのに妻の給料を少し増額しても、妻へのあたりが強くなるだけだと思います。うちの商売は地域密着なので、妻だけ外で働きはじめたり、不仲や離婚はすぐ噂になるので避けたいです。僕自身、あれから毎日、妻の姿が見えなくなると出ていったのでは?と不安になります。妻に覚悟を決めてなんとか踏ん張ってもらうにはどうしたらいいでしょうか。
業種:記載なし
年商:記載なし
牟田太陽より回答
ちょっと状況が分かり難いのでいろんなシチュエーションを考えてみました。
答えは一つではありません。
●奥様を会社から外す
そこまで辛い思いをするのであれば会社から離れてもらうことも一つです。
社員数10人くらいであれば、家族経営+αです。「家族経営」であるならば御社のように奥様が経理をやられている会社は多いです。
しかし、親子4人は多いのでは?というのが私の考えです。その規模であれば、総務経理は一人でいいです。手伝いが必要であれば、電子化を考える、またはパートアルバイトで十分です。
●両親が引退するまで我慢する
年齢が書かれていないのであと何年かは分かりませんが、「あと二年」など交代が近いのであれば人は我慢できることもあります。
●離婚する
これも一つです。お子様もいないのであればお二人の問題です。オーナー社長業は、「家庭の和」が基本です。家庭に問題があれば100%の力は出せません。
「会社」と「家庭」どちらを選択するのか?と訊かれましたらどのようにお答えになりますか。
(2023年4月25日 回答)
関連する記事
-
経営戦略
とりあえず突貫的に応募者数を増やすには年齢の幅を広げるしかありません。いまは家庭の事情などで大学に行けない若者もいっぱいいます。その中には大卒の人より真面目な人もいます。逆にシニア雇用に舵を切る会社も増えています。働く喜びを感じているシニアもいっぱいいます。
業種:記載なし
年商:記載なし
-
経営戦略
海外進出している会社の社長とお話をすると、必ず言われるのが「国民性が感覚的に合うと思う国でないと苦労する」ということです。「近隣諸国だから」と思っていると大きな間違いで、隣同士の国でも、民族が違えば人の性格も習慣も違います。まずは、じっくりと、行って、見て、検討をすることが第一です。
業種:工作機械の設計・製造・販売・メンテ
年商:30億円
-
経営戦略
TKCが出している指標(2018年度版)によりますと、ビルメンテナンス業の平均営業利益率は2.4%です。5%という数字は優秀です。自信を持ってください。
業種:主にビルのメンテナンス
年商:10億円