経営戦略
賃上げと定着率の両立
こういう時世ですから、実力昇給以外に、物価高騰分程度には、全従業員の昇給をしたいと思います。従業員の生活もある、というのも理由ですが、やはり、そのことで、少しでも長く働いてもらえる動機となれば、という気持ちもあります。
しかし、知り合いの経営者と話をしていると、必ずしも昇給=定着、ということでもなさそうでして。エリアでも1位、2位の月給でも、20代の離職が絶えなかったり、全従業員に1万円ずつ昇給対応していても、定着率が改善されなかったりと、苦労話が絶えないとのことです。
賃上げ(経営者としては、一度UPすれば下げることはなかなか難しい、覚悟のいる決断でもあるため)定着に結びつける工夫。働きやすさの追求など、アドバイスいただけますでしょうか。
業種:記載なし
年商:記載なし
牟田太陽より回答
左手に給料、右手にモチベーション、この両方がなければ人は定着しません。どちらか一方ではダメです。
基本的に、給料・賞与が上がって嬉しくない人はいません。しかし、その効果がどのくらい続くかというと一週間くらいではないでしょうか。瞬間的に喜び感謝はしますが、人は直ぐに忘れる生き物です。
単純に、給料上げれば定着率が上がるわけではありません。経営者が清水の舞台から飛び降りるつもりで上げたとしてもです。
働きやすさだけでもダメです。仕事の先に、人間的成長であったり、達成感であったり、そういったモノが無ければいけません。この両輪が回るようにしないといけません。
(2024年4月30日 回答)
関連する記事
-
経営戦略
地方の会社など採用難で苦しむ会社はチャレンジしてみるのもいいですが、都市部の会社はあまりお薦めはしません。ただ、「自分が勤めている会社を知人、友人に紹介したい」という気持ちそのものは社長として大変嬉しいことです。
業種:記載なし
年商:記載なし
-
経営戦略
先日うかがった会社の話です。 ビルの耐震診断、耐震補強をしている会社です。 神田神保町の古いビルを購入して、自社で耐震補強をしました。ビルの一階は自社でレストランをプロデュースして、「2年間期間限定、格安で若いシェフを募集」としたところ37人面接に来たそうです。 二階はコワーキングスペース、三階、四階はシェアハウスです。シェアハウスも募集一週間で満室となりました。
業種:記載なし
年商:記載なし
-
経営戦略
弊会も社員数30人弱の会社です。役員は私含めて3人です。役員にはそれぞれ役割があります。注意をする人、トラブルを纏める人、相談を聞く人…などです。キツく言わなければいけない場面など、場面によっては社長が出てはいけないこともあります。社長から言われてしまったら、ガックリきてしまうからです。
業種:記載なし
年商:記載なし