経営戦略
三代目選定における兄弟間の確執
食品製造業(年商30億円、従業員180名、創業50年)の二代目として兄弟で経営していますが、三代目への事業承継で深刻な対立が生じています。私(社長)には息子(28歳・MBA取得・コンサル会社勤務)がおり、弟(専務)には息子(30歳・工学部卒・社内勤務10年)がいます。私は『経営の専門知識がある自分の息子が適任』と考えていますが、弟は『現場を知り尽くした自分の息子でないと製造業は務まらない』と主張しています。さらに複雑なのは、株式の持分が私55%、弟45%で、私の息子を後継者にするには弟の同意が事実上必要なことです。弟は『息子が後継者になれないなら、自分の持ち株を第三者に売却する』と脅しをかけてきています。顧問税理士からは『相続税対策で早めに株式移転を進めるべき』と言われていますが、後継者が決まらない状況では動けません。従業員や取引先も『誰が次の社長になるのか』と不安視しており、優秀な中間管理職の中には転職を検討している者もいます。年商数十億円規模の企業での三代目選定に関わる兄弟間の確執をどう解決すればいいでしょうか?
業種:記載なし
年商:記載なし
牟田太陽より回答
後継者候補が何人もいることは良いことではないでしょうか。前向きに捉えるべきです。
二つの家で順番に社長をやっている会社も世の中にはいます。それはそれで上手くやっています。
話をお聞きするかぎり、御自分のご子息と弟さんのご子息ではタイプが違います。お互いに無いものを補えば争いも起きないのではないでしょうか。会社を良くするというベクトルが同じであるなら争うのも馬鹿らしいと私は思います。
オタフクソースさんにある「家族憲章」みたいなルールを決めてはいかがでしょうか。
(2025年7月3日 回答)
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誰もが通る道です。男性はまだしも、女性であるならばもっと大変なことと思います。そこで認めてもらうためには手腕を磨いていくしかありません。私は日本経営合理化協会では理事長ですが、日本印刷の役員会では会長という立場です。40代半ばにして会長となりました。
業種:記載なし
年商:記載なし
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「形式的」とおっしゃられておりますが、それだけ対策をしていたら社内にも十分と伝わっているはずです。世の中の中小企業の大半はそこまでやっていません。大企業もです。社長がそこまでの覚悟でやっているのなら大丈夫だと思います。
業種:記載なし
年商:記載なし