経営戦略
人件費の高騰にどう対応するか
人件費が増え続けています。世の中の流れを見ても賃金相場は上昇します。このままでは経営をひっ迫するという焦りがある一方、給料を下げれば人材が流出してしまいます。そもそも社員には世間水準よりもよい給料を払ってやりたい。人件費について、どのような方針をもって経営にあたればよいか悩んでいます。
業種:家庭用ガスの取り扱いなど
年商:10億円
牟田太陽より回答
年始などで話をしている「社長の目標設定8つの条件」などの中にも項目として「社員の処遇」という項目があります。「業界水準の10%アップ賃金」というのを目標にしてもらっています。
製造業など、業種によっては、「シニアの活用」などで総人件費を抑えるなどしている会社もありますが、業種によって、出来る、出来ないと分かれるところです。
賃金相場だけでなく、全てのモノの価格が上昇しつつあります。インフレに変わりつつあるような気がします。その中では、人件費だけ捉えずに、商品・サービスの価格の見直しなど全体的に見直す必要が出てきます。勿論、商品・サービスの価格とは、価値と値段のバランスが合っていなくてはいけません。適正な価格にするということです。
そうすることによって出た利益から社員の給料も上げることも出来ます。また給料の水準が上がることによって消費にも繋がります。全体的な経営の流れを捉えるようにしてください。
(2022年3月18日 回答)
関連する記事
-
経営戦略
先日うかがった会社の話です。 ビルの耐震診断、耐震補強をしている会社です。 神田神保町の古いビルを購入して、自社で耐震補強をしました。ビルの一階は自社でレストランをプロデュースして、「2年間期間限定、格安で若いシェフを募集」としたところ37人面接に来たそうです。 二階はコワーキングスペース、三階、四階はシェアハウスです。シェアハウスも募集一週間で満室となりました。
業種:記載なし
年商:記載なし
-
経営戦略
どの会社も最初は小さいです。家業から企業へと会社は成長していきます。 その段階によって社長の仕事内容も変化していきます。現場で直接社員を引っ張ってきた社長にとって、現場を離れることは勇気がいることです。そして「営業社員だけに任せて売り上げが減少しないか」と心配されるのももっともです。
業種:年商10億円の外壁塗装会社
年商:年商10億円
-
経営戦略
会社は、いい商品・サービスを適正な価格で買っていただいて利益を出す、そして社員の給料を上げる、そして所得が上がった社員は、消費をする…これが実体経済です。 今現在、そのサイクルが回っていないので、学生の皆さんは本当に大変と思います。これからの日本経済復活の鍵は、「日本人の可処分所得を増やすこと」これ以外にはありません。
業種:記載なし
年商:記載なし
