経営戦略
「成功する上場」の考え方
会社の一つの方向性として「上場」を検討しています。
メリット、デメリットがあるとは思いますが、牟田さんが様々な企業を見るなかで感じられた、上場の注意点や成功するためのポイントなどがあれば教えてください。
業種:自動ドア関連の部材を製造しています
年商:約15億円
牟田太陽より回答
上場は一つの道であって目的であってはいけません。
「何のために上場するのか」という理由は明快でしょうか。あるお客様は成長拡大を考える上で、会社の体を維持するために上場を選択しました。
全ての会社は、家業からスタートします。売り上げが増え、社員数が増えてくると家業から企業へとなります。それ以上を目指すと最終的には社会の公器となっていきます。その器を守るために上場という道があります。資金調達であったり、採用であったり、しやすくなるというメリットがあります。
デメリットは、その大きくなった体を維持し続けていくことです。業績は株価に連動し、株主の目も気にしなくてはいけません。また何かあれば全国的なニュースになったりもします。
それでも上場する理由があれば、それは迷わず上場するべきです。
会社の究極的な方向性は、「上場する、売る、長く続ける」の3つです。それぞれ、社長の考え方で、「こうでなくてはいけない」というのはありません。
私共のお客様もそれぞれの道を進んでいます。しいて言えば、「長く続ける」という道をお薦めしますが、一番険しく困難な道といえます。「売る」道を選択する社長も最近は増えてきました。会社を売り、息子にある程度のお金を残し、悠々自適に過ごす社長も出てきました。一度きりしかない社長人生です。それはそれでいいと思います。
※お知らせ※ご参考URL
牟田のセミナーでは「成長拡大」の思想について、より具体的な講義を行っています
(2022年4月15日 回答)
関連する記事
-
経営戦略
復職前に一度面談をされてはいかがでしょうか。社長、総務、直属の上司と本人と話し合うことをお薦めします。こちらが3人で会うとなると圧迫感があるのであれば、総務と直属の上司で構いません。
業種:記載なし
年商:記載なし
-
経営戦略
仕事一筋でやってきた創業者にとっては悩みどころですね。理解できます。上手くやっている会社を見ていますと、会長になられた後、似たようなビジネスモデルの会社をM&Aし、そこを経営をしています。本業のノウハウが使えるのでそこの業績も上がってきています。
業種:記載なし
年商:記載なし
-
経営戦略
私です…といいたいところですが、栗山監督、マクニカの神山名誉会長です。 神山名誉会長は、弊会のお客様でもあります。一倉先生の薫陶を受けた方です
業種:記載なし
年商:記載なし