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社長のアンガーマネジメント
もともと短気な性分だと自認していましたが、父から会社を継ぎ社長になってから、常に部下の働きにイライラとしてしまいます。「なぜ、もっと深く考えないんだ」「なぜ、もっと迅速に着手しないんだ」とマイナスの感情ばかりが募り、ときに感情を抑えきれず不機嫌な表情をしたり、悪くすると厳しく叱責することもあります。「社長は負の感情を社員に見せるな、いつも笑顔で話を聞け」と父から助言され、そのとおりだと分かっているのにできません。太陽さんがアンガーマネジメントをされておられるのでしたら、そのコツをご教示ください。
業種:子供向けのおもちゃ関連の取り扱い
年商:50億円
牟田太陽より回答
人の顔が一人ひとり違うように性格も能力も人それぞれ違います。「なぜ、もっと深く考えないんだ」「なぜ、もっと迅速に着手しないんだ」と出来ないことに対して怒ることは不毛なことです。社長が短気な性分であるのと同じで、それがその人の個性だからです。
「出来ないものを個性と捉えて、出来ることを誉めて伸ばす」これがマネジメントです。
「喜怒哀楽は社長にとって大切です」とはセミナーなどでも言っていますが、強すぎる感情は、時として自分に跳ね返ってくると覚えておいてください。人を叩いたら自分の手も痛いのと同じで、言葉の暴力も自分に返ってきます。
アンガーマネジメントはしたことがありません。「宗教観」などは学生時代から学んでいました。宗教に入れと言うのではなく(笑)どの宗教でも語られている言葉は、人生においてとても重要な言葉です。
「学問のすすめ」で福沢諭吉は、「天は人の上に人を造らず」とは言いましたが、社長=上に立つ者です。社長とは、「全人」であるべきです。
(2022年6月9日 回答)
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