承継・財産
再生案件のM&Aについて
当社は斜陽産業のなかでMAを戦略として掲げています。私はB工業の役員兼東京支店長を務めながら2年前と半年前に1件ずつ会社をMAし、代表を務めています。どちらも再生案件でしたがお陰様でどちらも黒字化しております。また、現在2社のMAの検討をしています。こちらも再生案件です。これまでは私のマンパワーでなんとかやってこれましたが3足の草鞋もそろそろ無理かなと思っています。
しかし、なかなか任せられる人材もおらず、どれも中途半端になってしまっています。B工業からの人的支援は期待できません。しかし、成長のためにはMAをしていくことが大事だと考えています。
異なる文化で再生案件のような会社をMAしていく事例や、牟田先生のご意見を伺いたいです。
乱文で申し訳ございません。よろしくお願いいたします。
業種:記載なし
年商:記載なし
牟田太陽より回答
お客様の中には10社以上M&Aして立派にやられている会社も多くあります。
そのような会社を見てみると、事業発展計画書だけでなく色々なツールを活用しているという共通点があります。
そういった会社の社長に話を聞いていると、事業発展計画書を作って発表会をやっているだけでは間に合わなく、毎日各社の社長全員とskypeであったりzoomであったり会議をやっています。そこで行動指針などを読み合わせてから本題に入ります。こういったことを最低5年やってると違うDNAの会社でもようやく纏まりが出てきます。
いっぺんに成長拡大をしてしまうと、おっしゃられているように社員の成長スピードがついてこれません。リスクがかなり高まります。あくまで人をベースに考えてください。
(2022年7月22日 回答)
関連する記事
-
承継・財産
いかに「やりがい」を感じさせることが出来るか、この一言に尽きます。 私の父である牟田學は、出張族で私が幼い頃、家にいることはほとんどありませんでした。 しかし、家に戻ると、出張先での出来事や
業種:制御盤関連
年商:30億円
-
承継・財産
《人間関係 番頭さんへの対応》父が創業をした会社を4月から引き継ぐ予定ですが、番頭、役員との溝がなかなか埋まりません…。これまで新卒で入社して営業の現場から叩き上げでここまで頑張ってきたつもりですが…「自分と合わない」という理由で、番頭、役員を整理してはいけません。 本来、先代の番頭、役員の処遇は、先代が考えるべきことです。その方達が残るということは先代の判断と考えるべきです。
業種:菓子類の卸売
年商:10億
-
承継・財産
よく聞く話です。 いままで長い間第一線で社長業をやっていた人が、会長となり違う生活が出来るかといえば難しいかと思います。創業者であれば尚の事です。後継社長が会長の子供であるのと同時に、会社もまた可愛い子供なのです。
業種:不動産管理
年商:20億円