経営戦略
「安くて良いもの(コスパが良い?)」という考え方は薄れたほうがいい?
先日、大学の授業で牟田先生のご講義をお聞きした者です。ぜひ、下記内容について質問をさせていただきたく、この場を借りておまとめさせていただきます。 先日の講義の中で牟田先生は、「コスパ」「良いものには相応の値段をつける」とのお考えをお話されておられました。学生の身でありながら、とても良いなと感銘をうけました。 しかし、大学生の自分からすると安くてよいものを求めてしまうことも、お財布の事情からは捨てきれないところです。 牟田先生は「安くてよいもの」という考え方は薄れた方が良いとのお考えなのでしょうか。
業種:記載なし
年商:記載なし
牟田太陽より回答
「『コスパがいい』という言葉が、この30年も続くデフレ根性を象徴している言葉だ」という話をしました。
「いい商品、いいサービスにはそれなりの代金を支払うべき」とも話をしました。
重要なのは、「日本人の可処分所得が上がっていなければならない」ということが大前提となります。ですので、ご両親の所得が上がっていなければ学生への仕送りも上がりません。
会社は、いい商品・サービスを適正な価格で買っていただいて利益を出す、そして社員の給料を上げる、そして所得が上がった社員は、消費をする…これが実体経済です。
今現在、そのサイクルが回っていないので、学生の皆さんは本当に大変と思います。これからの日本経済復活の鍵は、「日本人の可処分所得を増やすこと」これ以外にはありません。
(2023年2月21日 回答)
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