経営戦略
環境整備に対する誤解を解きたい
長年、一倉社長学を学び、日々実践しています。実名を出すのは少しはばかられますが、ビックモーターの不祥事によって、世間に「環境整備」という言葉が非常にゆがんだものとして認知されてしまったように思います。わが社は環境整備を実践しているのですが、社員への影響がとても心配です。どのような手を打つべきか、アドバイスいただければ幸いです。
業種:記載なし
年商:記載なし
牟田太陽より回答
今回の件、報道で、「経営計画書」「環境整備」という言葉が度々流されました。
マスコミが激しい部分だけ切り取り誇張することは周知のことですが、イメージダウンは避けられません。
特に「やりたくない社員」には格好の言い訳になります。
全国経営者セミナーの際、講師控室で今回の話となりました。有名な経営者から、「牟田さんは経営になにを求めますか。社会貢献ですか。社員の幸福ですか。お金ですか」と三択で質問されました。
少し考え、「全てです」と答えました。社会貢献もしたいし、社員の幸福も求めたい。しかし、それを実現するためには利益が出てないと綺麗ごとでしかないからです。
一番やってはいけない「お金だけを求めた」その結果が今回の事件です。それが、その会社の「根っこ」なのだと思います。除草剤だけに(上手い)
御社の「根っこ」とする部分はなんでしょうか。それがしっかりしているのならば、キチンと社員に説明すれば理解が得られるはずです。
(2023年8月29日 回答)
関連する記事
-
経営戦略
上場は一つの道であって目的であってはいけません。 「何のために上場するのか」という理由は明快でしょうか。あるお客様は成長拡大を考える上で、会社の体を維持するために上場を選択しました。
業種:自動ドア関連の部材を製造しています
年商:約15億円
-
経営戦略
会社にメリットがる兼業をOKにしてみてはいかがでしょうか。日本経営合理化協会も、お客様の会社の顧問であったり、社外役員であったり、個人で本を発刊していたり兼業をしている者がいます。そういった仕事は会社にもフィードバックがあります。
業種:記載なし
年商:記載なし
-
経営戦略
経営は一つの事象だけ捉えずに流れで見ることが大切です。 デフレ期はモノの値段を下げないと売れません。会社としては利益を出し難い状態となります。そうすると社員の給料を上げられない。結果的に消費が冷え込む…という循環です。
業種:各種ネジの製造・販売
年商:7億円