経営戦略
古参社員に阻まれる
中継ぎ社長をしており、オーナー一族ではありません。先代は、カリスマ性のあるリーダーシップで一点突破で会社を大きく成長させた人物でした。しかし、私が社長になってからは、事業の多角化や組織改革など、様々なことに取り組む必要が出てきました。先代が築き上げてきたものを守りながら、新しいことにも挑戦しなければならない。オフェンスとディフェンスを同時にこなすような状況です。しかし、社内には先代の頃から働いている古参社員が多く、新しいことをしようとすると、「先代のやり方の方が良かった」「新しいことをする必要はない」などと反発されることが多々あります。かといって、先代のやり方に固執していては、会社が衰退してしまう恐れもあります。新しいことをしたいという気持ちと、現状維持を求める社内の声との間で、板挟みになっている状況です。オーナー一族でもない私が、古参社員の理解を得ながら、改革を進めていくには、どんなアプローチが有効でしょうか?また、中継ぎ社長として、どんなことに重点を置いて経営すべきか、という点についてもご意見いただけますでしょうか。
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牟田太陽より回答
会社の中でずっと仕事をしていると井の中の蛙になってしまいます。
まず古参社員の方々に必要なのは、他の会社がどんなことをやっているか知ることではないでしょうか。自分から言ってもダメなら、勉強に出して「社長が言っていることは正しいんだ」と知ってもらわなければいけません。そうすることによって、社長との共通言語を学んでもらうことにもなります。
中継ぎ社長として大切なことは、「会社というものは生き物なので、急な変化に対してアレルギー反応は必ずある」と知ることです。まずは先代がやってきたことを踏襲した上で、少しづつ変えるべき部分を見極めることです。そこを勉強した古参社員たちと改革していけば良いです。その先に多角化などがあります。
(2025年6月24日 回答)
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