人材・組織
採用
離職を防ぐには
100名程度のお菓子メーカーを営んでいます。最近、離職の多さに困っています。特に若手クラスから中堅手前の人材が年間10名以上抜けており、年配者の割合が多くなってきました。新卒が入ったとしても上司・先輩との年齢差が激しく、戸惑いを隠せない状態のようです。
弊社は創業当時より、毎年の経営計画発表会の開催や、毎週全社員で理念唱和など、それなりの工夫をしてまいりました。社員をひとつにしないとまた離職者が出てしまう心配もあり、社長である私までなかなか仕事に集中できていません。離職を防ぐにはどうしたら良いでしょうか?
業種:お菓子の製造販売
年商:25億円
牟田太陽より回答
離職率10%というのは高い数字です。経営のどこかに問題があると考えなくてはいけません。
そこを直さない限り、新卒採用をしてもまた辞めてしまうこととなります。辞める理由などは訊いていないのでしょうか。その理由を一つ一つ潰していかなくてはいけません。
モノを企画するのも、作るのも、売るのも、買うのも、出た利益を分配するのも、全て人です。全て言葉で繋がっています。風通しのよい会社にしないと人は離れてしまいます。
食品メーカーということで、女性比率が高い会社と想像します。なかなか男性社員には相談できない悩みもあったりします。女性のリーダー的な社員を決めて、その方に相談が集まるようにしてみてはいかがでしょうか。
ある食品メーカーでは、社長に直接相談できるようにパートさん全員に相談用の携帯番号を教えています。「普段使っていない携帯なので、これが鳴るときはドキッとします。パートさんが社長に直に話をするのは勇気がいることですし、それでもかけてくるということは緊急事態なんです」とおっしゃっていました。
理念唱和も重要ですが、下からも意見が言える職場にすることも重要です。
(2022年6月28日 回答)
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