経営戦略
兄弟経営のむずかしさ
代表権をもったまま会長となり、長男(42歳)を社長に、次男(38歳)を専務にしました。承継した当初はコンビネーションもよく業績も伸ばしましたが、次第に考え方の溝が深まり、いまではことあるごとに対立しています。創業者である私が健在のうちはよいですが、いつまでもこの世におれるわけでもありません。元気なうちに、無用の混乱を避けるために手を打っておきたいのですが…。
業種:和菓子の製造・販売
年商:130億円
牟田太陽より回答
兄弟で上手くいっている会社、上手くいっていない会社、どちらが多いかというと上手くいっていない会社の方が多いです。それほど難しいものです。他人と違って遠慮がない分、喧嘩をするとなかなか収まりがつきません。早いうちに手を打たなければいけません。
数年前にとある社長が無門塾にきました。「社内に息子二人いるので、同業他社をM&Aしたのです。本体を長男に任せ、M&Aした会社を次男に任せます。将来的には長男の会社を営業にして郊外にある次男の会社を製造にするつもりです。そのために事業発展計画書が必要なのです」とおっしゃっていました。なるほどと思いました。
おっしゃる通り、元気なうちに方向性を示し、役割分担を決めてください。
役割さえ自覚したら、兄弟経営はむしろ強いものとなるはずです。
(2022年6月8日 回答)
関連する記事
-
経営戦略
私です…といいたいところですが、栗山監督、マクニカの神山名誉会長です。 神山名誉会長は、弊会のお客様でもあります。一倉先生の薫陶を受けた方です
業種:記載なし
年商:記載なし
-
経営戦略
業種によってアプローチは違います。営業の会社で少人数の組織をいくつも作り損益の見える化をしたり、製造の会社でラインごとの一人当たり生産性を出したり、運送業の会社で早くからドライブレコーダーを導入してアクセル・ブレーキの解析をしたり…他の会社を見ていると数年から5年くらいかかっています。
業種:記載なし
年商:記載なし
-
経営戦略
不安や恐怖に打ち勝つには行動を起こすしかありません。行動を起こさなければ、不安は現実になると覚えておいてください。 誰でも不安や恐怖というのは心の中にあります
業種:米菓の製造販売
年商:15億円