経営戦略
悪い報告が上がってこない
5年前に家業を継いだ45歳です。社員数15名程度の小さな広告代理店です。マズイなと思うことがあり、悪い報告が私に上がってこないことです。
失敗をしても責めないが隠ぺいすることは罰する、とは言っていますが、先日もお客様とのトラブルの報告が上がってこず、結果的にお客様の信用を少なからず失ってしまったと思います。
ただ、悪い報告をしない社員ばかりを責めていましたが、社長である私の行いを正すことが解決への道ではないかと最近思うようになりました。
とにかく怒らないこと、社内では笑顔でいること。こうした考え方でよいのでしょうか?
業種:記載なし
年商:記載なし
牟田太陽より回答
御社の社風を見たことがありませんので難しいですね。「隠ぺい体質」になってしまっているのは間違いなさそうです。その、「隠ぺい体質」が何処からきているのか、それを考えなくてはいけません。
弊会も社員数30人弱の会社です。役員は私含めて3人です。役員にはそれぞれ役割があります。注意をする人、トラブルを纏める人、相談を聞く人…などです。キツく言わなければいけない場面など、場面によっては社長が出てはいけないこともあります。社長から言われてしまったら、ガックリきてしまうからです。
言われるように、「怒る」というのは良くありません。私は、会社でも、家でも、「怒るのではなく、教える」という考え方を心がけてます。
(2024年6月20日 回答)
関連する記事
-
経営戦略
小さな失敗を積み重ねることで人は学んでいきます。小さな子が何でも触れて、口に入れて、危険なものだったり、熱いモノだったり学んでいくのに似ています。
業種:記載なし
年商:記載なし
-
経営戦略
安易な成長拡大は時として会社を窮地に追い込んだりします。常に「売り先」と「売り方」を考えなくてはいけません。日本人の個人客なのか、日本人の団体客なのか、訪日外国人の個人なのか、訪日外国人の団体なのか、どこをどう取っていくのか考えないと失敗します。
業種:記載なし
年商:記載なし
-
経営戦略
これからオーナー一族として永く永く会社を経営していくのであれば、決して第三者に売却してはいけません。かつては親族間で株を持っていることが良しとされた時代がありました。 しかし、「永く続ける」という観点から見ますと非常にリスクが高いです。今回のように親族が持っている株を買い集め、それが51%を超えてしまえば会社は他人のモノになってしまいます。そういった会社には、分散してしまっている株を出来るだけ早く買い集めるよう進言しています。株を保有している親族としても、自分に何かあった場合、株も相続税の対象になります。早く対処をしたいとは思っているはずです。
業種:遊技関連施設の運営
年商:約13億円