承継・財産

いきなりのバトンタッチ、何からすべき?

父が急死してしまい、突如として来月から会社を引き継ぐことになりました。
父の会社は専門商社です。私は大手商社で5年勤務してきたので、業界は同じものの、30歳手前で引き継ぐことになりました。経営に関する知識やノウハウはサッパリです。まずは何から始めたらいいでしょうか。

業種:商社(輸入雑貨)

年商:10億

牟田太陽より回答

最愛のお父様を亡くされたとのこと、謹んでお悔やみ申し上げます。
お父様は風となり光となり常にお傍で貴方を見守っていると思います。勇気を持って社長業に取り込んでください。

会社を継ぐというのは色々なカタチがあります。
・先代から「早く継ぎなさい」と言われ、若くして社長交代する
・先代がなかなか「お前に任せる」と言ってくれない
・先代が急死をしたために前触れなく後退する

人生は不思議なもので、早く父親を亡くした後継社長が不幸かといえば必ずしもそうではないと思います。
親を失った悲しみはあります。しかし、それによりもっと大きなことを得ることもあるからです。経験や成長です。

私の父である会長の牟田學もそうでした。
戦争で父親を失った牟田は、「自分が一家を支えなくては」と学生時代から事業を興してきました。早熟であったと言えます。

経営は経験の化学です。
成功からも、失敗からも学ぶことは多いです。
恐れずに取り組んでください。

経営は、体系が8割、時事的なモノが2割です。
体系とは、経営の王道です。
時事的なモノとは、今の時代ITであったり、DXであったり技術的なモノが多いです。

時事的なモノが変化していくのに対して、体系とはいつの時代も変わらないモノを指します。その体系を掴むことをお薦めします。
牟田學の本や、私の本(ご参考URL)をまずは読んでみることをお薦めします。

(2022年2月9日 回答)

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