経営戦略
辞めた社員がライバル企業を立ち上げた場合の措置
当社は新素材に特化した名古屋のメーカーです。手前味噌ですが、ある素材の分野では相当な技術力を保持しており、20年間業界シェアNO.1を誇ってきました。
しかしながら、3年前にその素材の鍵を握る社員とひょんなことから喧嘩してしまい退職してしまいました。
それから1年後、同じ素材を販売するメーカーを立ち上げ、途端に強力なライバルとなりました。どのように対処すれば良いでしょうか。
業種:各種素材の製造・販売
年商:25億円
牟田太陽より回答
まず、早急に工業所有権(特許権、実用新案権、意匠権、商標権など)を取得することをお薦めします。よくあるのが弁理士さんによっても「取得できる、取得出来ない」が変わってきます。「これでは出来ない」と言われたらおっしゃってください。セカンドオピニオンとして弊会でお世話になっている先生のご紹介も出来ます。
どんな業種でも、創業者の時代は良くても、時が経てばライバルが出現し、さらに時が経てば巧妙になってきます。そんなときに工業所有権を取得して自社の技術を守るのは後継社長の役目です。
これから3番目、4番目が出てくることも予想できます。そうなれば後は価格の戦いに引きずり込まれてしまいます。
まずやらなければならないのが工業所有権の取得、それが手遅れであるならば価格戦略にて得意先を押さえてしまう、それと同時に新素材の開発と用途開発をしなければなりません。
新素材、新技術などは、常にそのポジションの奪い合いです。
新しいモノは、また新しいモノに入れ替わっていくものです。
ポジションに胡坐をかかずに新素材の開発や、用途開発をしていかなければなりません。
(2022年3月3日 回答)
関連する記事
-
経営戦略
おっしゃられるようにイキナリ明日からやれと言っても無理です。そういう土壌が今までなかったからです。企画やデザインをするなら、そういう専門の人を入れなければいけません。
業種:記載なし
年商:記載なし
-
経営戦略
不安や恐怖に打ち勝つには行動を起こすしかありません。行動を起こさなければ、不安は現実になると覚えておいてください。 誰でも不安や恐怖というのは心の中にあります
業種:米菓の製造販売
年商:15億円
-
経営戦略
「静かな退職」という言葉をご存じでしょうか。欧米ではそういった社員が増加しているそうです…責任を負いたくない、独身なので給料もほどほどでいい、夫婦共働きで子供がいないので二人で自由に暮したい、仕事よりプライベートに重きを置く…というスタイルです。
業種:記載なし
年商:記載なし