経営戦略

外国人従業員の人心掌握

工作機械の中堅メーカーです。遅ればせながら、アセアンに販売拠点を持ち、直販体制を築こうと計画をしています。海外の社員の人心掌握の要諦はどこにありますか?

業種:工作機械の設計・製造・販売・メンテ

年商:30億円

牟田太陽より回答

海外進出している会社の社長とお話をすると、必ず言われるのが「国民性が感覚的に合うと思う国でないと苦労する」ということです。「近隣諸国だから」と思っていると大きな間違いで、隣同士の国でも、民族が違えば人の性格も習慣も違います。まずは、じっくりと、行って、見て、検討をすることが第一です。

ASEANではないですが、EUも国によっては欠勤率3割の国もあります。産業医を決めてそこで診断書を提出するようにしようとすると「医者を選ぶ権利がある」と反対されました。それでも工場は活動を止めるわけにはいきません。多能工などで誰でも出来るように工夫がしてあったりします。
アメリカでは多民族国家なので、隣に座って仕事をしている人の宗教も肌の色も違ったりします。
その国ごとにノウハウが必要となります。

日本人は寡黙で苦手な分野かもしれません。しかし、海外でそれは通用しません。
日本の常識は海外の非常識です。LGBTなどに対しても違います。
そういったことを知った上で、対話をすることを心がけてください。

(2022年3月8日 回答)

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