経営戦略
経営のセンスは努力で備わるのか
会社を継いで5年目になる後継社長です。様々な経営情報を耳にしたり経営者の方と接したりしていると、非常に学びになるのですが、つくづく自分の「経営センス」のなさを痛感します。 勉強熱心な性格ではあるので知識に関してはある程度の自信はありますが、第六感、勘、先見性、閃き…といったセンスの部分については人並み以下です。ですが、経営者として事業を成功させるためには重要な要素だと考えます。そこでお伺いしたいのは、センスというものは努力で備えることができるのか、ということです。牟田理事長のご見解を是非お聞かせください。
業種:生コンクリート関係
年商:約13億円
牟田太陽より回答
確かに「センス」というのはあります。
しかし、世の中センス100点なんていう人はいません。体調によっても判断が鈍ったりすることだってあります。センスいいと言われる人だって、70点から80点を行き来しているのではないでしょうか。それが人間です。そこに努力で近づくことは可能だと思います。習慣づけることです。
「感性を磨く」とはよく言います。人を引き付ける商品であったり、サービスであったり生み出すには欠かせないものです。感性も磨くことが出来るのです。
良い商品に触れたり、サービスに触れたり、それだけではありません。
私は浪人時代に牟田學から「寝る前に涙が出るような小説、漫画、映画などのワンシーンを読んだり、見たりしてから寝ること」と言われ、素直に一年間実行しました(笑)それで講演の中でもよく泣くようになりました(笑)いまはとても大切なことだと思います。「涙が出るとはどういうことなのか」というのを理解した気がしました。それを自分の文章や講演の中で活かすようにしています。
人間は誰も完璧ではありません。それが個性です。
自分が出来ないことより、「これなら磨くことが出来そう」というところを伸ばすようにしてください。
(2022年3月28日 回答)
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