経営戦略
(困った?)古参幹部への対応
先代からの幹部の処遇(2022年7月12日)、老害についての考え方(2022年8月5日)を拝読しました。 祖父の創業した会社を2年後に次ぐ予定で副社長をしている40代男性です。幹部の1人への悪感情が捨てられず悩んでいます。 父には忠実ですが、母とは不仲で、昔から私にも敵対心が強い幹部です。社員たちの前で「あの息子が社長になったら終わり」と発言したり、私が関わる企画には協力しないように根回しをしたり、腹が立つ事が日常茶飯事です。 私自身、幼い頃から冷たい対応をされてきたこと、父の愛人の隠蔽に協力して母を苦しめた彼に良い感情はありません。 父に真剣に話をしても「昔からああだから相手にするな」と力になってくれません。 頭では、父と会社を支えた幹部から見れば僕がまだまだ未熟なのだとわかっています。 しかし、代替わりの前に穏便に引退してほしいです。 太陽さんから見ればそれは間違った考えなのでしょうか。
業種:記載なし
年商:記載なし
牟田太陽より回答
最終的に守るべきは会社です。
その幹部がいることによる悪影響が酷いのであれば交代の際に先代と一緒にやめていただくのがベストのタイミングです。もしくは、その幹部が文句も言えないような社長に自分が成長することです。この二択です。
先代と一緒に辞めてもらうのであれば、その幹部の処遇を考えることは上の代の責任です。
「息子がやりやすいように自分と一緒に辞めてほしい」と言ってもらえるよう先代と話をつけなくてはいけません。そして、いつ、どこで、どのように、相手のことを深く考えなくてはいけません。中小企業は「人」です。その人が辞めたら社内の「人」の問題が全て解決するわけではありません。一つ一つの経験が貴方を大きくします。深く考えてみてください。
(2023年4月20日 回答)
関連する記事
-
経営戦略
情報網の進化に拍車がかかるなぁと感じております。 Chat GPTが司法試験に合格する点数を出したとニュースで聞きました。司法試験の合格率は10%です。 AIが人間を超えると言われる「シンギュラリティー」が2045年に来ると言われていました。このペースでは、あと数年で超えてしまう恐れがあります。
業種:記載なし
年商:記載なし
-
経営戦略
まずは、プレジデント社から出ています私の「後継者という生き方」を読んでください。 「あるべき論」を書いた本というのは多いですが、多くの事例から親子双方の視点から書いてある本はありません。読んで絶対に損はありません
業種:お菓子をつくっている会社を継ぐ予定です
年商:おおよそ50億円
-
経営戦略
社員が一番不安に思っていることは何でしょうか。 それは、社長が交代したことによって、会社の方向性、雰囲気などがガラリと変わってしまうことではないでしょうか
業種:控えさせてください
年商:控えさせてください