経営戦略
プライドを傷つけない引退勧告
私の父は、年商10億円程度の会社を経営しており、一人株主です。今年71歳を迎えることもあり、体力的に厳しそうな場面が増えてきました。何より、年々物忘れがひどくなり、近頃は認知症の兆候もでてきました。本人は自覚がないので、「生涯現役!」の一点張りです。まだ体が元気なうちにしかるべき人に引継ぎしてほしいのですが、なかなか納得してもらえません。裸一貫で創業し、ここまで会社を大きくした父ですから、経営者としてそれなりのプライドがあります。本人のプライドを傷つけず、円満に引退を勧めるにはどうしたらいいのでしょうか。
業種:記載なし
年商:記載なし
牟田太陽より回答
親しい会社が、まったく同じでした。
父親が譲る気がないので、息子さんが、「死ぬまで現役でいてください。その後は私がなんとかします」という話をした一ヶ月後に父親は心筋梗塞で亡くなりました。
亡くなってしまうと、できることは限られてしまいます。息子さんは苦労をしていました。しかし、それも数カ月、いまは元気に社長業に励んでいます。
社長を続けることは構いませんが、株の問題は別です。会社もダメージを受けたりします。
どのタイミングで、どういうやり方で、その辺りは税理士交えていまのうちに話し合うことをお薦めします。
(2025年6月5日 回答)
関連する記事
-
経営戦略
M&Aを複数回経験した社長の話を聞いていると、「最低5年はかかる」と言います。業務プロセスも、社内制度も変えるのは簡単ですが、それを回すのは「人」です。いままでやっていたやり方を急に「変えろ」と言われてもアレルギー反応が出るのが普通です。直ぐに効果を求めてはいけません。
業種:記載なし
年商:記載なし
-
経営戦略
一倉先生が言われていたように、理想を言うと無休です。 ただ、時代的に社員は週休二日というのはマストになっています。
業種:本文中に記載
年商:記載なし
-
経営戦略
人数が増えてくると必ず起こる問題です。会社によって様々な取り込みがあります。誕生日月に社長とのランチ会がある会社、階層ごとに食事会がある会社、社内に部活動がいくつもある会社…社内よりも社外の方が普段聞けないような良い意見が出るものです。
業種:記載なし
年商:記載なし