経営戦略
DX化の適切なステップ
婦人服を販売する卸を行っています。DX化が叫ばれる昨今、弊社でも何らかしら取り組まないと、と考えておりますが、業界柄ITの分野に後れを取っていることもあり、弊社社員もITには疎い人材がほとんどです。
とはいえ、今後の事業の効率化や売り上げ向上にはDX化は欠かせないと考えております。いきなりシステムを入れても社員が混乱すると考えておりますので、段階的なステップアップが必要と感じています。DX化を進める上でまず何から始めれば良いでしょうか?
業種:婦人服の卸
年商:10億円
牟田太陽より回答
DXは大きくいって2種類あると考えてください。
一つ目は、業務を効率化のためのDX
もう一つは、ビジネスモデルや売り方を変えるためのDX
…です。雑誌などで言われているのは8割方前者です。
しかし、業務効率を上げるためのDXというのは、お客様には一切見えないものです。そこに幾らつぎ込んで何年で回収できるのかを考えたときに優先順位としては高くないのではないでしょうか。
画期的に経費削減できるなら話は別ですが、経営というのは多くの取引先様、お客様と成り立つものです。自社だけ業務効率をアップしてもそこまでの成果は期待できないのでは、というのが私の考え方です。もちろん最低限の効率化はしないといけません。それは、「ペーパーのやり取りを無くす」とかであって、現在世に出ているサービスを利用するだけでかなり出来ます。複雑なシステムを組んでしまうと、後々アップデートに苦しむこととなります。
それよりも後者の方が大切です。「お客様がもっと買いやすくなる、利用しやすい」そういったDXには投資をするべきです。
(2022年5月2日 回答)
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業種:家庭用ガスの取り扱いなど
年商:10億円
