経営戦略
「不安」や「恐怖」に打ち勝つ方法 – 小さな会社の経営者の不安や恐怖克服
先行きの不透明な中、不安が募ります。人材や設備への投資も控えています。幸い、父の代からの蓄えが厚く、自己資本比率は5割を超えています。経営者仲間からは「もっと、積極的にいったほうがよい」と助言を受けますが、私の積極策のせいで会社が傾いたらと思うと、どうしても新たなことをやりたくないという気持ちになります。社長として「恐怖」や「不安」にどう打ち勝てばよいのか、ご助言いただけますでしょうか。
業種:米菓の製造販売
年商:15億円
牟田太陽より回答
不安や恐怖に打ち勝つには行動を起こすしかありません。行動を起こさなければ、不安は現実になると覚えておいてください。
誰でも不安や恐怖というのは心の中にあります。日本人は特にネガティブ思考の人が多い人種と言われています。「何かあったときのために」と貯蓄を蓄える特徴があります。それがデフレの元凶と言う経済評論家もいるくらいです。地震、台風、これだけ災害の多い国も他に無く、しかたのないことだと思います。経営も同じです。
アスリートを例に分かりやすく話します。
スキーでアルペン競技をやっていた私から見てもジャンプだけは怖くてできません。しかし、小さい頃からやっているアスリート達からしたら、気持ちいいと思って飛んでいるはずです。恐怖より空を飛ぶ快感の方が、やっているうちにどこかで勝ったのです。飛ぶ瞬間に「失敗する」なんて思っている選手は一人もいないはずです。もう一度言います。経営も同じです。
その瞬間に集中して行動を起こすしかありません。最後に重要なのは「絶対できる」という社長の強い想い込みです。これ無くして成功は有り得ません。
(2022年6月6日 回答)
関連する記事
-
経営戦略
M&Aを複数回経験した社長の話を聞いていると、「最低5年はかかる」と言います。業務プロセスも、社内制度も変えるのは簡単ですが、それを回すのは「人」です。いままでやっていたやり方を急に「変えろ」と言われてもアレルギー反応が出るのが普通です。直ぐに効果を求めてはいけません。
業種:記載なし
年商:記載なし
-
経営戦略
難しいですね。社員は基本的に新しいこと、特に新事業・新商品開発などやりたがらないものです。現業プラス新しいことをやらなければいけないからです。ベテランと呼ばれる社員ほど挑戦したがらない傾向があります。給料もそれなりに貰っているから、本人たちからしてみたら「いまさら新しいこと?」という思いがあるからです。そこで必要なのが、「新しい力(若い社員)」です。
業種:九州地方でチルドデザートの製造と販売をしています
年商:3億円
-
経営戦略