経営戦略
祖業をやめてよいか
生産財のメーカーです。4つ事業をもっていますが、祖業であった事業の利益率が年々落ちています。まだ赤字ではないのですが、これから斜陽化していくので私としては捨てるべきかと思います。が、まだ健在の創業者(父・会長)の手前、踏ん切りがつきません。成長が見込める新規事業がようやく黒字化したので、そちらに経営資源を回したいという、筋の通った判断かと思うのですが、利益が見込めなくてもわが社の原点である祖業は大事に守るべきなのでしょうか?
業種:本文中に記載
年商:記載なし
牟田太陽より回答
私が親しい会社で、とある100年企業があります。
一代目は織物をやっていました。当時織物は一回ガシャンと織り込むと利益が一万円と言われていたそうです。
それが安い海外ものに押されて儲からなくなると、二代目はダンボール事業をやり始めました。生活用品が飛ぶように売れた時代だったからです。
それが一巡すると、三代目はパソコン周辺機器を企画販売するようになりました。
数年前に四代目にバトンタッチをしました。「お前はお前で何か新しい事業を探せ」と私の前で三代目は四代目に言ってました。
祖業とは言っても、長い長い時間から見たら最近ではないでしょうか。そこまで縛られなくても良いかと思います。
(2025年5月20日 回答)
関連する記事
-
経営戦略
会社を継いで5年目になる後継社長です。様々な経営情報を耳にしたり経営者の方と接したりしていると、非常に学びになるのですが、つくづく自分の「経営センス」のなさを痛感します。 勉強熱心な性格ではあるので…確かに「センス」というのはあります。 しかし、世の中センス100点なんていう人はいません。体調によっても判断が鈍ったりすることだってあります。センスいいと言われる人だって、70点から80点を行き来しているのではないでしょうか。それが人間です。そこに努力で近づく
業種:生コンクリート関係
年商:約13億円
-
経営戦略
BtoBかBtoCで多少変わってきます。 「豚は捨てるところがない」と言われるほどの動物です。 前者であれば、「お客様に合った加工の追究(部位、大きさ、商品アイテム)」であったり
業種:記載なし
年商:記載なし
-
経営戦略
荒川 詔四 氏 ㈱ブリヂストン 元CEO/社長 演題:楽観的な“臆病さ”こそ、経営者の最大の武器である! 東京外語大卒業後、ブリヂストンタイヤに入社。海外での企業買収や事業の立て直しを成功させ、2006年本社CEO就任。世界約14万人の従業員を率いアグレッシブな経営を展開。ROA6%の当初目標を達成させ、名実ともに世界No.1としての基盤を築く。
業種:全国経営者セミナー 注目講師
年商:全国経営者セミナー 注目講師