承継・財産
引退勧告の上手なやり方
78歳の創業社長が「いまの経済環境と役員陣をみると、この難局を超えられるように思えない」と、来期も社長職を譲らない状況です。社長に花道をつくるべく、私が社長となるとしたうえで3年前に社外から役員を2名スカウトし、改革を進めてきたにも関わらず、です。誰よりも会社を愛している父(社長)の気持ちは痛いほど分かるのですが、どうすればきれいに引いてくれるのか困っています。
業種:食肉関係
年商:30億円
牟田太陽より回答
2022年は要所となる年です。
「かなめのところ」と書いて要所です。人が幸福に暮すために何が必要かというと、要所で間違えない選択をすることです。ここで選択を間違えてしまうと幸福に暮せないこともあります。
この要所はこれが最後ではありません。これからも何度も何度も訪れます。その度に創業者に頼っていてはどのみち未来はありません。そこを理解してもらいましょう。
「来期で交代」と決めていたのに、それを延期することは、お客様に、取引先に、銀行に、後継者に能力がないと言っているようなものです。それを説明すれば分かってもらえるのではないでしょうか。
(2022年6月14日 回答)
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