人材・組織
採用
社長の人事構想のキモ
これまで優秀な社員を優先的に営業などの直接部門に回してきて、間接部門の人事を後回しにしてきました。ただ、これから10年で一気に事業拡大を図ろうとするなかで、積極採用をしたいと思ってもしっかりした人事担当者がおらず、いっこうに話が進みません。ヒトの問題を長期で考えてこなかった弊害がここにきて大きな壁となっています。人事において、社長としてどのように考えることが重要か、ポイントだけでもご教示いただけますと幸いです。
業種:衣類関連の繊維など取り扱い
年商:20億円ほど
牟田太陽より回答
人事担当者を採りたいということでしょうか。
それでしたら、以前の一問一答にもあったようにエージェントにお願いして一本釣りをするのが一番の近道と思います。
もっと大きな組織の話ですと以下になります。
日本経営合理化協会の多くのお客様が代替わりの時期をむかえています。見ていると世代交代して数年で組織の壁にぶつかる社長が多いです。先代が採用した社員は、あっという間に定年を迎える、対して自分を中心とした組織にはまだなっていない、片腕にしたい人材の不在、などなどです。基本的に「無いなら採るか、育てるか」です。
そういった問題など何もない会社をみてみますと
採用において早い段階から社長が関わっている共通点があります。人事担当者がいないならなおさらです。
会社説明会、会社紹介動画などで、「自社の存在理由」などを語り、人が集まりにくい業種であっても共感してくれる学生を採用に繋げたりしています。
弊会では、募集をかける部門ごとにその部門長と総務部長と話し合い広告のコピーなどを作成しています。勿論私がそれをチェックします。そして面接では早い段階から私が入ります。
時代的に履歴書は、受験の願書みたいな申し込み書類になってしまい、そこからは何も読み取れないのが現状です。
余程でない限り面接に進ませ、一次面接が「書類審査」のポジションとなります。
ですので、二次面接くらいからは社長が入るようにしていただきたいです。
ご参考 エージェントを活用することに触れている過去の一問一答
(2022年7月5日 回答)
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