経営戦略
アトツギへ贈る本
200年代々続く家業を営んでおります。長男の嫁が「子供はつくらない」と宣言しました。身体に問題があるわけでもなく単に「子供が好きではない」という理由です。もし嫁の考えを先に知っていれば結婚に反対しました。社員の次男は3人子供がいるので、せめて1人長男夫婦の養子にするとか、私たちが現役であるうちに方針を決めなさいと主人が命じました。
長男は専務として勤めておりますが、跡継ぎの自覚がないのか「嫁の意見を尊重する。次男の子が大きくなって希望するならいいが、養子は今の時点では考えていない」などと言います。次男の子はまだ小学生なので、こういう場合、次男に跡を継がせて3人の子の中から跡継ぎを育てるべきか、見守るべきか。
ここで誰も継がず会社を売るとなったら、ご先祖様に申し訳なく、私たち夫婦も無念と言うしかありません。
御社の書籍を色々買わせてもらっています。うちは子供がいないので、いずれ跡継ぎになってくれたらいいなぁと思っている中高生の甥たちに何かプレゼントしようと思うのですが、太陽さんのおすすめを教えてもらえますか?
業種:記載なし
年商:記載なし
牟田太陽より回答
私の『「後継者」という生き方』(プレジデント社)を渡してください。
発刊より8年経っています。その間、私も理事長になりました。私の考えも変わってきてはいます。
しかし、私が知る限り、これ以上の後継者本はありません。
二代目社長であり、二社の会社を経営し、年間2000人の社長にお会いしているコンサルタントでもあるからです。
後継者の問題ですが、専務の自覚のなさは問題です。お孫さんを養子縁組しても専務の承継意識が低いのであれば意味がなくなってしまいます。
であれば、長男、次男を見極め、意識が高い方を次期社長にするべきです。どんなに勉強ができても意識が低ければ会社の経営は無理です。
ご参考『後継者という生き方』https://www.jmca.jp/prod/11530
(2023年10月19日 回答)
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