経営戦略
計画書の整理を社長以外がやってもいいのか?
産業用機械メーカーの経営幹部をしております。弊社では、牟田式の事業発展計画書を作成しておりますが、計画書の整理(加筆修正やレイアウト変更など)を社長以外の者が担当してもいいものか、お聞かせください。
社長の業務負担を減らすために、より伝わりやすい計画書とするために、幹部としてどこまで手を加えてもいいのか。逆に絶対に手をだしていけない領域はあるのか。ご教示いただけますと幸いです。
業種:産業用機械メーカー
年商:50億円
牟田太陽より回答
最初は社長が一人で一から十まで書くのが望ましいです。しかし、事業発展計画書を作成して、発表会を何回か開催して、慣れてきたら部門ごとに部門長に計画を書いてもらってください。無門塾の卒業生にもそう言っています。
社員に「経営に参画している」という意識を持たせることは重要です。
目標売上、目標粗利まで部門長に書いてもらって、その上で社長と部門長と面接をして着地の数字を決めるようにします。そうすることでトップダウンの数字ではなく双方のお互いの「納得数字」を決めています。ですので、それが達成出来ても出来なくても問題なく評価に繋げることができます。
「絶対手を出してはいけない領域」というのは、理念の部分です。
社長の事業にかける強い想いを書く部分ですので、そこは社長が書いてください。ただ、より社員に伝わりやすくなるような手の加え方でしたら良いのではないでしょうか。
社長の想いを社員へ「伝える」というテーマについて、前述の回答「スピーチ力がない」も併せてご参考ください。ご参考リンク「スピーチ力がない」
(2022年4月26日 回答)
関連する記事
-
経営戦略
測量、調査、土木の分野は数年先までの地場の開発計画が出ていて、そこからの逆算である程度の売り上げ推移が予測できるものです。開発計画がひと段落すれば売り上げは落ちてきます。 その前に何かしらの手を打たなければいけません。それをやっていなくて人員削減をしなくてはいけないというのは判断が甘いとしか言いようがありません。
業種:測量、調査、土木設計など
年商:60億円
-
経営戦略
「早く一人前と認められたい」という気持ちの表れかと思います。娘婿に多いパターンで、完全な勇み足です。とくに大企業出身の方に多いということも一致しています。中小企業で堅実経営をずっとやってきた先代から見たらハイリスクハイリターンな新事業はとんでもないことです。
業種:記載なし
年商:記載なし
-
経営戦略
事業発展計画書を構成する4つの要素ですね。 そのうちの3つ目、「戦術」についてのご質問です。 戦術にはご質問の通り
業種:金型製造
年商:10億円
