承継・財産
上手な事業承継計画
後継予定者です。事業承継が最良の形で完了できるようにするためのポイントがあれば教えてください。計画開始のタイミングは?どんなことに気を付ければ良いか?など、専門的なことというよりは、事業承継を経験された当事者として「こうしていたからよかった」、逆に「もっとこうすればよかった」など牟田様ならではの視点でお伺いできましたら幸いです。
業種:電子機器関連
年商:100億円
牟田太陽より回答
「こうしたらよかった」「もっとこうすればよかった」というのはありません。
税務とかそういったものは税理士先生などと打ち合わせをしながら進めればいいです。ここでは他の面からお話しします。
日本経営合理化協会は5年前に設立50周年を機に交代をしました。とても分かりやすい機会で、誰もが納得できるタイミングです。そこを何年も前から考えていました。「こうしたらよかった」という部分があるのなら、「もうちょっと早かったら」と考えることもあります(笑)
周年行事に絡めるメリットとしては、お客様も招待できますし盛大に行えます。50周年記念委員会を社内につくり(5名くらい)、そこで全て考えてもらいました。名刺などのデザインの統一、会場とのやり取り、引き出物の選択、記念誌の作成、映像の作成、招待者リスト…私がやったことは承認事項だけでした。社長が全て絡むと「見栄」からかなり予算オーバーすること必至です。社員は予算内でベストに近いものを選択してきますので大変助かりました。これは皆さんにお薦めしたいです。同じくらいのタイミングで50周年を迎えられる会社が多いので、参考にしていただいたり、質問もよく受けます。
(2022年6月24日 回答)
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